毎月勤労統計の不適切調査で再認識:年金記録問題に見る厚労省の資料管理の杜撰さ - 舛添要一






毎月勤労統計の不適切調査で再認識:年金記録問題に見る厚労省の資料管理の杜撰さ - 舛添要一
毎月勤労統計の不適切調査が問題となっている。私も大臣在任中のことであり、担当部署から報告がなかったとはいえ、この問題に気づかなかったのは反省しなければならない。 厚労大臣として私が苦闘した年金記録問題の背景には、社会保険庁の資料管理の杜撰さがあった。一例を以下に挙げる(拙著『厚生労働省戦記』<中央公論新社>参照)。 霞ヶ関の官僚は、年金記録問題から何の教訓も得ていないのであろうか。正確なデータこそ...全文読む(続きを読む)